2005年12月8日に起こったジェイコム株大量誤発注事件。
当ジェイコム(現・ライク)の株式の取引を巡り大量の誤発注で株式市場の混乱につながりました。
なぜそのような事件が起こってしまったのでしょうか。
誤発注した社員は当時の新入社員でした。
その社員のその後も気になりジェイコム株大量誤発注事件について調査してみました。
- ジェイコム大量誤発注事件とは?
- ジェイコム大量誤発注事件の原因は?
- 注文取消しはしなかったのか
- なぜその社員に任せたのか
- その社員の現在
- ジェイコム株大量誤発注事件の損失
- この事件での影響
ジェイコム大量誤発注事件とは?
ジェイコム大量誤発注事件とはなにかを説明します。
ジェイコム大量誤発注事件とは2005年12月8日にジェイコム株を誤って大量に誤発注した事件です。
2005年12月8日新規上場したジェイコム株の取引きでみずほ証券の担当者が誤入力してしまいました。
当時その社員はまだ新入社員でした。
業務に慣れていないこともあったのでしょう。
通常ではありえない株を発注してしまったのです。
ジェイコム大量誤発注事件の原因は?
ジェイコム大量誤発注事件の原因はなんだったのでしょうか。
ジェイコム大量誤発注事件原因は侵入社員による入力ミス!
当時新入社員んのみずほ証券の担当者は株を注文。
本来61万円で1株売りと入力すべきところをその新入社員は1円で61万株売りと入力してしまったのです。
その注文が市場に流れ株価が急落。
その後急騰する混乱を招いていまったのです。
確かに、知識や経験がないと勘違いしてしまいそうなミスではあります。
調査してみたところ注文の際に警告メッセージがシステムに表示されたがそれを無視して注文した可能性もあるんだそう。
警告メッセージを無視していたのは大問題ですが、まさかこんな大事件になるとはその社員も思わなかったでしょうね。
注文取消しはしなかったのか
システム上に警告エラーもでていため注文後、誤発注に気づいた新入社員。
すぐに取り消しをしようとしたそうです。
しかし東京証券取引所側によるシステム都合などで誤発注の取り消しができませんでした。
そのため誤発注が確定してしまったのですね。
なぜ新入社員に任せたのか
当時しっかり新入社員に指導や教育は行われていたと思います。
確認を怠らなければ防げたミス。
会社的にも新入社員に任せても大丈夫だと判断したのでしょう。
当時発注時に上司がダブルチェックを行うなどの徹底管理ができていなかったこと。
それに加えて新入社員のミスとシステムの不具合も重なってしまったのですね。
その社員の現在
当時このことを報道する際にも社員の個人情報は伏せられていました。
個人の責任ではなく、会社や取引所のシステム責任とされているとのこと。
そのため担当者やみずほ証券と責任の所在はされています。
その社員が現在退職してしまったのか、今も務めているのか何をしているのかはわかりませんでした。
ジェイコム株大量誤発注事件の損失
この事件で損失はどれくらいあったのでしょうか。
ジェイコム株大量誤発注事件の損失は約407億円と発表されています。
市場で売買が成立してしまい取消しができませんでした。
裁判で東証が7割、みずほが3割とされ東証が一部賠償することになりました。
その結果みずほ証券は株を高値で買い戻しすることができず約407億円の損として記録されています。
この事件での影響
みずほ証券側は、この事件をきっかけに入力チェックの強化の義務付けられることに。
ダブルチェックの体制導入や異常注文検知時の即時売買停止ルールなど。
その他にこの事件の影響で東京証券では、東証幹部の辞任や減給処分が下されました。
まとめ
本記事では22005年12月8日に起こったジェイコム株大量誤発注事件について紹介しました。
20年も前の出来事で現在は記憶から少し薄れてきていますが、当時は大事件だったことでしょう。
その当時起こった事件は以下にまとめました。
ジェイコム大量誤発注事件とは?
- ジェイコム大量誤発注事件とは2005年12月8日にジェイコム株を誤って大量に誤発注した事件です。
ジェイコム大量誤発注事件の原因は?
- ジェイコム大量誤発注事件原因は侵入社員による入力ミス!
注文取消しはしなかったのか
- 注文後に誤発注の取消しをしなかったのではなくできなかった。
なぜその社員に任せたのか
- 新入社員に任せた経緯は明らかにされていませんでした。
その社員の現在
- プライバシー保護のため社員の情報や現在のことは公にされていません。
ジェイコム株大量誤発注事件の損失
- ジェイコム株大量誤発注事件の損失は約407億円と発表されています。
この事件での影響
- この事件でシステム運用ルールが見直されました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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