1962年の10月19日はあの有名なアニメ制作会社、タツノコプロが設立された日です。
最初は小さな漫画のプロダクションでしたが、やがてアニメ業界に豪快に飛び込みます!
そして『科学忍者隊ガッチャマン』や『ヤッターマン』といった人気作品を数多く生み出してきました。
タツノコプロは、今もなお多くのファンに愛される名作を届け続けています。

タツノコプロの歴史と、人気アニメを振り返ってみましょう♩
- タツノコプロの歴史
- タツノコプロの人気アニメ一覧
- タツノコプロから学ぶこと
タツノコプロの歴史
なぜタツノコプロがここまで有名になったのでしょうか?
その理由は、それまでになかった「おもしろいアイデア」や「みんなをびっくりさせるキャラクター」をどんどん生み出してきたからです。
だからこそ、子どもから大人まで「タツノコプロのアニメって、なんだか特別!」と感じてきたのですね!



これまでどんな歴史があったのでしょうか?
1962年10月・タツノコプロを立ち上げる
1962年10月19日、漫画家の吉田竜夫さんと、弟たち・吉田健二さん、九里一平さんは、「自分たちで世界に通じる面白いものを作りたい!」という思いで、竜の子プロダクション(タツノコプロ)を立ち上げました。
- 当時はまだ「アニメ会社」という言葉すら目新しい時代
- 「これからはアニメの時代が来る!」と本気で信じ、チャレンジを決意
- なんと、「セル画ってどこで買うの?」と調べるところからスタート
この3兄弟の大冒険があったからこそ、タツノコプロはいつの時代も「誰も見たことのないアニメ」を生み出してきました。
第1号アニメ『宇宙エース』誕生


- スタッフたちは経験もノウハウもない中で手探りの連続だった
- 声優や背景制作の人手が足りず、近所の人に内職を頼むこともあった
- スポンサーも最初は見つからず、1話目の放送はCMなしという異例のスタート
しかし徐々に人気が広がり、子どもから大人まで夢中になる作品となりました。
モノクロ放送ながら、主人公エースのゴムのように柔軟な体やシルバー・リングという必殺技が斬新で大きな話題になりました。
これはタツノコプロにとって、「やったぜ!アニメ制作会社になったぞ!」という感動の第一歩でした!
新しいアニメに次々挑戦!
1965年の『宇宙エース』の後にも、個性的なキャラクターたち・名作アニメがどんどん誕生しました!
- 1972年『科学忍者ガッチャマン』スピーディーなアクションとスタイリッシュなヒーローが誕生
- 1975年『タイムボカンシリーズ』コメディとサスペンスがミックスした新ジャンルで話題に!
- 1977年『ヤッターマン』子どもも大人も楽しめるユーモアと冒険が魅力!
- 1979年『みなしごハッチ』家庭向け感動アニメの先駆けで幅広い層に人気
- 1981年『ゴールドライタン』ロボットアニメのヒット作
- 1989年『新造人間キャシャーン』テレビリメイク版(初作は1973年)
2000年代以降も『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』『マッハGoGoGo』リメイクや新シリーズ制作に挑戦、オリジナル作品にも力を入れています。
クリエイターもスター揃い!
立ち上げ当初は人材不足でしたが、吉田竜夫さんが才能ある若いクリエイターを見つけては育てる「目」を持っていたことが大きな力になりました。
そして多くのスタークリエイターが育ち、タツノコプロは日本アニメ界に欠かせない存在となりました。
- 映画監督としても知られる押井守さん
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者・秋本治さん
- 演出家の笹川ひろしさん
- 脚本家の鳥海尽三さん
- メカニックデザイナーの大河原邦男さん
- イラストレーターの天野嘉孝さんなど、名クリエイターが多数所属



アニメ界の第一線で活躍した人たちばかりです!
タツノコプロ人気アニメ一覧
タツノコプロはこれまでに数多くの人気アニメを生み出してきました。
子どもから大人まで幅広い世代に愛され、今もなお色あせない魅力を持つ作品ばかりです!
2025年現在も、さまざまなグッズが発売されています。
科学忍者隊ガッチャマン
『科学忍者ガッチャマン』は、1972年にタツノコプロが制作した代表作です。


世界征服をたくらむ秘密結社ギャラクターに立ち向かうため、南部博士が5人の少年少女を集めて結成した特殊部隊「科学忍者隊」の活躍を描いたSFヒーローアニメです。
合体メカ「ゴッドフェニックス」や変身後のバードスタイル、カッコいいアクションシーン、人間ドラマが多くのファンを魅了し、今もなお日本のアニメ史に残る名作として愛されています。
アニメを見たことがない世代でも、キャラクターを見たことがあったり主題歌を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか♩
タイムボカンシリーズ
『タイムボカンシリーズ』は、1975年に始まったタツノコプロの人気ギャグアクションアニメシリーズです。


科学者の木江田博士が開発した昆虫型のタイムマシン「タイムボカン」に乗り、主人公の丹平と助手の淳子がタイムトラベルしながら、悪役トリオのドロンボー一味と繰り広げるドタバタな争奪戦が中心です。
シリーズの特徴として、ユニークなデザインのメカやコミカルな悪役キャラクターたちがあげられ、毎回懲らしめられる悪役トリオの掛け合いが子どもから大人まで大人気でした!
ギャグとアクションが絶妙に混ざり合った、昭和から平成にかけてアニメファンに愛され続けてきた名作です。
ヤッターマン
『ヤッターマン』は、タイムボカンシリーズの中でも特に有名な作品です。


オモチャ屋の息子のガンちゃんとガールフレンドのアイちゃんが、父親が作りかけて放棄したロボット犬「ヤッターワン」を正義のために使うことを決意し、悪党ドロンボー一味と「ドクロストーン」というお宝を巡る争奪戦を繰り広げる冒険アクションです。
ユニークな「ゾロメカ」(ビックリドッキリメカ)やコミカルな悪役たちのやりとり、そして「おしおきだべぇ~」などの決め台詞やギャグが多くのファンに愛されました。
アニメ史に残る名作であり、2025年現在もリメイクやコラボ企画が続いていて、多くの世代に親しまれています!
ハクション大魔王
『ハクション大魔王』は、1969年にタツノコプロが制作したコメディアニメの代表作です。


小学2年生のカンちゃんが家の屋根裏で見つけた不思議な魔法の壺から「ハクション大魔王」が飛び出してきます。さらに大魔王の娘・アクビも加わり、ドタバタの楽しい騒動が繰り広げられます。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」という登場シーンの名セリフとともに子どもから大人まで親しまれ、今も日本のアニメ史に残る名作です。
50周年を記念した新作『ハクション大魔王2020』も放送され、世代を超えた人気の高い作品です!
みなしごハッチ
『昆虫物語 みなしごハッチ』は、タツノコプロのメルヘンアニメの代表作です。


ミツバチの王国が凶暴なスズメバチの襲撃で滅びてしまい、唯一生き残った卵の一つがシマコハナバチの家に拾われ、「ハッチ」と名付けられて育てられます。自分の本当の母親を探すため、ハッチは大自然の中で様々な困難や出会いを経験しながら成長していきます。
この作品は親子愛や友情、生きることの厳しさを描きつつ、昆虫たちの生態系をリアルかつドラマチックに表現していることが特徴です。
感動的なストーリーとメルヘンな世界観が幅広い世代に支持され、今もなお愛される名作とされています。
マッハGoGoGo
マッハGoGoGoは1967年は、天才ドライバーの活躍を描いたスポーツカーレースアニメの金字塔です。


単なるレースだけでなく、悪質な妨害や事件にも毅然と立ち向かう姿勢が魅力で、カーレースのスピード感とドラマ展開が繰り広げられます。
アメリカでは「Speed Racer」のタイトルで放送され、多くのファンを獲得しました!
リメイク版や実写映画化もされ、その人気は今も色あせていません。
タツノコプロの挑戦は続く


現在のタツノコプロはオリジナル作品の企画制作やキャラクター開発に力を入れつつ、デジタル作画技術も積極的に取り入れています!
人気シリーズのリメイクや新シリーズ制作、地域とのコラボ企画、若いクリエイターの育成や新しい表現方法にも挑戦しています。
作品に込められたメッセージ
タツノコプロのアニメ制作には、常に「チャレンジ精神」があります。
このチャレンジ精神はたくさんの名作アニメを生み出す力になり、今も若いクリエイターたちが新しい技術やアイデアに挑戦し続けています。
- チャレンジすることは怖くない
- 経験がなくても挑戦すれば未来が広がる
そして作品の中で見られる勇気や冒険心、仲間との絆には子どもたち・大人たちへのメッセージが込められているのです。



これからのタツノコプロの挑戦・新シリーズも楽しみですね!
まとめ・FAQ
タツノコプロの代表作は何ですか?
『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカンシリーズ』『みなしごハッチ』『マッハGoGoGo』などが代表作です。
特にこれらは日本アニメの歴史にも名を残す名作です。
なぜタツノコプロはチャレンジ精神で有名なのですか?
経験が少なくても失敗を恐れず新しいことに挑戦し続けてきたからです。
その姿勢が多くのヒット作を生み、今に受け継がれています。
これからのタツノコプロはどのような活動をしますか?
新しい技術を使ったアニメ制作や若いクリエイターの育成、地域とのコラボイベントなど多方面で挑戦を続けています。
タツノコプロのアニメから学べることは?
勇気や仲間の大切さ、挑戦を恐れない心など、子どもも大人も心に響くメッセージが込められています。
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