フラフープっていつからある?日本でブームなった理由や売り上げは?

みなさんも一度は遊んだことがあるかもしれないフラフープ。

1958年10月18日は、日本で初めてフラフープが発売された日です!

あのくるくる回すだけのシンプルなおもちゃが、なぜこんなに大人気になったのでしょうか?

フラフープの起源や発売当時のブーム現象、陰の噂など、ここで一緒にフラフープの歴史とヒミツに迫りましょう!

この記事でわかること
  • 日本にフラフープが初めて来たときのこと
  • 当時の値段と売り上げ
  • フラフープがブームになった理由
  • ブームが終わった理由
  • 現在のフラフープ
目次

日本にフラフープが来たのはいつ?

1958年10月18日、フラフープはまるで新しい魔法のおもちゃのように日本にやってきました!

東京のデパートで初めて販売されると、たちまち子どもも大人も夢中になり、発売からわずか1か月で約80万本が売れるほどの大ブームに!

まるでハワイのフラダンスみたいに、腰をくるくる回して遊ぶ姿があちこちで見られました。

今では10月18日は「フラフープの日」になっているよ

なぜ日本に来たの?

1958年アメリカで大ブームになっていたフラフープは、その楽しさと健康効果を武器に、すぐに日本にも上陸しました。

  • 誰でも簡単にできる遊び
  • 美容と健康に良い
  • 子どもから大人まで楽しめる

このような魅力が、戦後の日本社会のニーズにピッタリ合ったからなんですね。

まさに時代の波に乗った、楽しくてヘルシーな新しい遊びとして日本で大成功したのです!

当時の値段はいくらだった?

日本で初めてフラフープが発売されたときの値段は、大人用が1本270円、子ども用が200円でした。

大人用270円 × 仮に40万本 = 1億800万円、子ども用200円 × 仮に40万本 = 8,000万円としても…

単純計算すると、1か月の売上総額は約2億円になります!

これは当時の日本の物価や経済環境を考えるとかなりの大金で、まさに爆発的な大ヒットでした。

当時のラーメン1杯が約40円なので、決して安くはない値段だね

フラフープの起源は古代エジプト

フラフープの正確な起源ははっきりしていませんが…

約3000年前の古代エジプトでは、ブドウのつるを使って作った輪を棒で地面の上で転がして遊んでいた記録があります。

古代ギリシャでは、フープ状のものを体重を落とすために使うことが推奨されていたとも言われています。

「フラフープ」という言葉は、18世紀にハワイを訪れた船乗りが、腰を動かす踊り「フラダンス」と、この輪「フープ」を組み合わせて名付けたものです。

その後、1957年にアメリカの玩具会社Wham-Oがプラスチックで作り直し、商標を登録したことで世界的に広がりました。

フラフープがブームになった理由

フラフープが1958年に日本で大ブームになった理由は、単純で誰でもすぐに楽しく遊べて「健康や美容に良い」と宣伝されたからです。

子どもだけでなく大人も夢中になり、街中や学校、公園、職場の昼休みなど、どこでもフラフープを回す光景が見られました!

軽くて扱いやすいプラスチック製で広い年齢層に支持され、一大社会現象となりました。

健康・美容に良いってほんと?

発売当時の「健康・美容に良い」宣伝文句として、以下のようなものがありました。

  • 腰をクルクル回す運動でウエストが細くなる
  • 楽しく遊びながらダイエットできる
  • 体のバランスや筋肉が鍛えられる

当時はまだエクササイズという言葉が一般的でなかったため、「遊びながら自然に体を動かせる楽しい健康法」というイメージ作りが大成功したのです。

当時からこんなに効果があるって分かってたなんてすごいね!

そして最新の研究でも、フラフープの健康効果が支持されています。

  • 腹部脂肪とウエストサイズの減少
  •  体幹筋量の増加と筋力強化
  • 悪玉コレステロール(LDL)の低下
  • 心肺機能の向上と効率的なカロリー消費
  •  ストレス解消と気分の向上 (引用:JapaneseHealth

※注意事項・リスクをしっかり確認したうえで、正しく使用してくださいね。

みんなが夢中になったワケ

フラフープは単なる遊び以上に、人々に「できた!」という達成感や仲間との楽しさを与えたのです。

遊びながら健康になれる嬉しさも相まって、何度も何度もくるくる回したくなる魅力がありました。

さらに雑誌やテレビでも取り上げられ、競技大会や関連グッズ・映画まで登場しました!

出典:産経フォト

フラフープブームには陰もあった?

1958年の大ブームの陰には、思わぬ問題もありました。

フラフープに熱中するあまり子どもたちが交通事故に遭ったり、使用中にケガをする事故が全国各地で報告されました。

一部では「フラフープで内臓に障害が起きる」という不安も広まり、千葉県の小学校が禁止令を出すなど社会問題に発展しました。

いつの時代も、ブームの裏には陰もあるね

健康被害や事故の噂

フラフープ大ブームの最中には、健康被害や事故の噂が社会に広まりました。

  • フラフープの使い過ぎで腸捻転や胃に穴があく
  • 回しすぎて命に関わる事故があった

このように根拠のない噂が流れ、一部の地域や学校では禁止令が出されました。

しかし、路上で遊ぶ子どもたちが車にはねられる事故も報告され、安全面への懸念が増大しました。

後の医学的調査で、フラフープと健康被害との因果関係は否定されましたが、当時の社会不安は大きかったのです。

ブームが終わった理由

フラフープブームが終わった理由は、健康被害や事故の噂が広まったことが最大の原因です。

特に千葉県東金市の小学校がフラフープ禁止令を出し、それが新聞で報じられたことで全国に広まりました。

厚生省や警察庁も問題視して各地の学校で使用禁止措置が取られ、ブームは急速に冷めていったのです。

結果的にわずか40日足らずでブームは終息し、当時の社会不安が大流行の幕引きとなりました。

現在のフラフープはどうなった?

現在のフラフープは昔のブームの影響を受けつつも、健康や美容に良いエクササイズとして再評価され、幅広い世代に親しまれています。

最新の研究でも、多面的な効果が科学的に裏付けられていることが注目されています。

さらには体を動かすことによって、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやドーパミンの分泌促進などメンタル面の改善も期待できるとされています。

こうした効果がフィットネスやダイエット、心身の健康を意識する現代人に響き、SNSや健康雑誌などを通じて再び人気が高まっています!

発売当時の遊び道具から、本格的な運動器具として使われるようになったんだね

まとめ・FAQ

フラフープはいつからあるの?

フラフープの正確な起源は不明ですが、約3000年前の古代エジプトや古代ギリシャでも輪を使った遊びや運動が行われていました。
18世紀のハワイのフラダンスの動きから名前がついたとも言われています。

日本でフラフープがブームになったのはいつ?

1958年10月18日に東京都内の百貨店で一斉に発売されてから大流行しました。
わずか1か月で約80万本が売れ、子どもから大人まで幅広く熱中しました。

なぜ日本でフラフープがブームになったの?

 美容や健康に良いと宣伝され、誰でも簡単にできる遊びとして受け入れられたためです。
さらにメディアで取り上げられたこともブームになった理由です。

 当時どれくらい売れたの?

1か月で約80万本が販売され、店には長い行列ができるほどの大人気でした。
価格は大人用で270円、子ども用は200円と決して安くなかったのに、爆発的ヒットとなりました。

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