参宮線・六軒駅衝突事故の原因は?機関士の信号誤認はホントだったのか

昭和31年(1956年)10月15日に三重県にある国鉄参宮線の六軒駅で大規模な衝突事故が起きました。

この記事はこの事故の概要や、現在明らかになっている原因などをわかりやすく説明していきます。

この記事でわかる事
  • 六軒駅衝突事故とは
  • 六軒駅衝突事故の原因は?
  • 事故の影響は?
  • 機関士や駅員のその後は?
目次

六軒駅衝突事故とは

六軒屋衝突事故は名古屋発鳥羽行き下り快速列車第243が脱線したところに、対向の鳥羽発名古屋行き上り快速第246が衝突したことで引き起こされた事故です。

出典:六軒事故 – Wikipedia

衝突した快速列車は、ともに機関車を重連にして多くの客車をけん引していました。

重連:動力車を2両以上連結して運転する事。より多くの客車をけん引することができる

事故の経緯
  • 18時22分に下り第243が構内での停車指示を見落として通過速度で構内に侵入
  • 構内に入ってから停車指示に気付いて慌てて非常制動をかける
  • 列車は安全側線に突っ込み、脱線
  • 重連の機関車は線路から外れて畑に転落
  • 後続の客車が本線にはみ出る形となる
  • 20秒後に上り第246が定刻通りに駅構内に進入
  • はみ出ていた下り第243の客車に上り第246が衝突

最初に脱線事故を起こした下り第243は本来は駅構内で停車する列車ではなく、ダイヤ調整のための停車指示を見落としたことが、事故のきっかけになったとされています。

本線にはみ出していた下り第243の客車を、上り第246が破壊しながら脱線転覆した結果、死者42名、重軽傷者94名という大惨事となりました。

参宮線、六軒駅はどこにあるの?

六軒駅は三重県松坂市で現在も営業中です。

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